武田さちの活動レポート

『リスクとは、回避するものではなく、背負うものだ。』

2022年8月24日

皆さん、こんにちは。

さて、先日、会派の新人議員メンバー数名と一緒に市町村議会議員研修へ行ってきました。

9月議会では、来年度の予算を精査していくため、

その前に市の予算や決算などの財務を理解しようという意気込みで参加したわけです。

他の市町村議員さんたちもいて、意見交換を始め、それぞれの地域の課題や特徴をざっくばらんに話しました。

特に印象に残った&参考にしたいと思った地域があります。

和歌山県有田市(ありだし)です。

財源確保の話の中で、ふるさと納税による自主財源の確保について話したんです。

有田市は、27,000人の人口で、みかんの名産地。昨年度のふるさと納税額は、40億円で、今年は50億円になる見込み、全国18位の額だそうです。

この金額を聞いて、皆さんは多いと思いますか?なかなか日頃の生活で、億単位の計算ってしないので、規模感が私もつかみにくかったので、上田市と比べてみたんです。

上田市◇人口:154,000人 2008年/43件・3,600万円、2020年/25,226件・4億6,500万円

有田市◇人口:27,000人 2008年/5件・31.9万円、2020年/327,754件・40億円

特に、変化のあったのが2014年(454件・693万円)→2015年(28,720件・3億9490万円)

すごくないですか?1年で、納税件数+28,266件。納税額+3億8,800円。

当時、有田市長は特にふるさと納税に力を入れたそうです。

何をしたかというと、日本ワインのような『原産地呼称制度』を真似て、名産のみかんを知識や味覚の優れた審査員によって判定してもらい、みかんのブランディングを確立。

そのみかんを使用したジュースやワインなどの加工品をたくさん生み出したんですね。

そして、有田市では、全国共通のふるさと納税サイトと併せて、独自のふるさと納税品の紹介サイトを制作し、こまめに更新をされています。

ふるさと納税の仕組みが出来た当初から市長を中心に力を入れようとしていたようですが、それに対しての反対も多かったそうです。
でも、時を経て、結果が出てきて誇れる1つの魅力になっているわけです。
有田市のことを調べていると、望月良男有田市長の言葉に刺激を受けました。
『リスクとは、回避するものではなく、背負うものだ。』
これは、リスクと感じざるをえないものを背負い、挑戦し続けたからこその言葉だと感じます。
上田市の返礼品を見てみると、いかに有田市が発想に富んでいるかがわかります。
これも、他市町村の方から話を聞いたからこそ、気づけた部分ですし、かなり刺激になりました。
上田市にも多くの魅力はあるものの、あれもこれも…いいと思うものは全部!という感じがするので、
ここは民間の企業でも最も大切と言っても過言ではない『ブランディング』の確立をしていかなければいけないと体感しました。
初めてこういった研修会に参加しましたが、本当に充実した2日間となりました。
今回学んだことを、上田市でも反映できるように活動をしていきます。

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